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2009年11月14日

第十話 4月 操法指導会

毎年2回行われていた指導会も今年は1回だったそうで、特にこの辺りも変更が多いのでなんともいえないのですが、基本的には2回、4月下旬と5月中旬にあります。


まず4月下旬の指導会ですが、こちらは操法の模範を消防団員に示す会ですね。

特に指導されることはありません。

その年の操法の指導方針の周知徹底も行います。


最初に模範となるチームが選ばれ、全団員の前で模範演技を披露します。

最初はイメージを植えつけるため、通しでひととおり行います。

その後、それぞれの選手に分かれ、一人一人に消防署員がつき動作を一つずつ説明します。

動作ごとにとめ、消防署員が説明します。


全消防団員が集まると混雑しすぎるので、その年の選手と指導員(前年度の選手)、班役員のみの参加となります。

解説が始まるとその年の選手と指導員は自分達の関わる選手のところにいってつづなりになって、その指導を聞きます。

ノートを持っていって、一語一句チェックしたり、今年の方針はどうだとかメモします。

事前に要綱なども取り寄せて研究しておくこともあります。


指導会が終わると、詰め所に帰って、ビデオを見ながら戦略を練ります。

ここで練習方針も決めるのですが、なかなか厳しい意見も出てモチベーションが落ちることもあります。

練習はじめのほんわかした雰囲気もこのころには薄れ、みんなかっかしています。

そして翌日の練習から、その指導要領に沿ったより厳しい訓練となります。


次にあるのが5月中旬の指導会。

こちらは地区予選を勝ち抜いた大会出場チームのみとなります。

そして今度は実際に操法を行うので片付けが必要となり、片付けのため、対象チームの全班員が参加となります。

前回は展示でしたが、今回は本当に指導してくれる指導会で、順番に操法を行い、その後、消防署員から指導を受けます。

消防署員にはさまざまな人がいて、厳しい人とか、性格が悪い人とか、そこまで洗練された操法を消防団に求めるのは酷だと考えているため、それほど指摘しない人とか、本当にひとそれぞれで指導にばらつきがあります。

当たった人がいい人ならいいのですが、意地の悪い人だとかなりへこむこともあるようです。

この指導会では実際に消防署員が採点を行い、それを後で渡してくれます。

その紙には、本当にこと細かくミスした箇所とか改善点とか書いてあり、勉強になります。(もちろん採点者によりますが)

4月下旬の指導会は展示が主であり、全団一斉に行い終了も一緒ですが、こちらの指導会は、自分達の指導のために行うものですから、自分達の指導さえ受ければ帰ってもいいのです。

指導を受けるために来て、指導が終われば帰ります。

でも実際は、敵を知るため、みんな早く来て遅くまで残って、特に伝統的に強い班の操法を見ていきます。

この頃にはすでに優勝候補は輝いているものです。

あそこの2番員はどうだとか、あそこの班はどうだとか?

彼らの練習成果を見ながらあれこれ思索します。


そして指導会の後はやはり詰め所に集まって作戦タイム。

やはりまた厳しい意見が出て気が引き締まります。

このころはもう大会までのラストスパート。

班内の緊張も高まり、ピリピリしています。

5月中旬の指導会でだいたい上位入賞チームは見えてきます。

そしてこれがすむと気持ち的にも操法大会が直前に感じられるものです。


明日は激励会について書きたいと思います。

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Posted by 三河ネコ at 18:00│Comments(0)第六話~第十話
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