2009年11月20日
コラム3 消防団の適性がある人ない人
消防団員になってやることは同じでも、消防団活動を楽しくこなせる人とそうでない人がいます。
個人の努力と言いますが、生まれも育ちも違う人、やっぱり適性ってものがあると思います。
人間の性質もある程度は天成のもの。どうしようもない面が多いです。
何が正しい何が正しくないっていう話じゃありません。ただあっているかあっていないか?
道徳の問題でも倫理の問題でもありません。この辺りよく勘違いしている人が多いのですがね。
ではどんな人が消防団員としての適性があり、どんな人が適性がないのか?
田舎暮らしを考えた時、消防団入団は必須条件です。
もし間に合うようでしたら、田舎暮らしを考える前に消防団に適性があるかないか一度考えてみるといいと思います。
簡単に言えば、体育会系の人はまず間違いなく消防団という組織が気に入ると思います。
一方、文化系の人やオタク系の人、よく物事を考える人は、たいてい消防団が嫌いになります。
消防団、その暗いイメージとは違い、お酒の強要とか、イジメとかは、意外と少ないように感じます。
でも、タテ社会で身分の違いがあり、上意下達方式の独裁体制であり、個人の意見や自由意志などは二の次、ちょっと前近代的な組織でもあります。
なにしろ考えちゃいけない。
何も考えずただ言われたことを言われたとおりに行うことが求められるところです。
言われたことを何も考えずに一生懸命やれば人から好かれるでしょう。
それには常識的な活動だけではなく、どう考えてもアホらしい風習や伝統なども含みます。
私の班には幸い悪習はありませんでしたが、隣の班にはひどい悪習があり、びっくりしたことがあります。
どんな悪習かというと、新入団員と班長が初顔合わせの杯を交わすのですが、この杯というのが鍋であり、この内容物は、宴会場を回り一人一人一つづつ食べ物のかけらをいれたものです。
ビール、醤油、パセリ、豆、などなど。
見ているだけで吐き気がします。
この一緒くたにした吐き気を催す鍋を班長と新入団員がお互い交換しながら最後まで飲むのです。
飲み終わると便所に駆け込み、皆ゲロゲロ吐いていました。
特に班長は大変。4人新入団員がいれば4回もしなければいけない。
お腹がぽんぽんに膨らみ、今にもはちきれそう。
顔はアルコールで真っ赤っか。
終わると便所に飛び込み長いこと出てきませんでした。
幸い私は客としてその場にいただけで参加せずにすみましたが、今思い出しても寒気がします。
この班も普段は普通の班なのですが、この儀式だけは異常でしたね。
さすがに裏ではさんざん反対の声もあり、毎年やめようやめようと言っているようですが、変な伝統ができてしまってなかなか改まらないようです。
体を壊すほどのことではありませんが、でも狂気の沙汰です。
こういった奇習を楽しめる変わった感覚を持った人もいるらしく、そういった人には消防団の悪癖もおもしろいかもしれませんが、良識を持った人ではこれを見ただけで辞めたくなるでしょう。とても楽しいどころの話ではありません。
私の班にはこんな悪習はありませんでした。
こればかりは入った班によるとしか言えません。
事前にその情報を入手することは難しく、また住んでいる地区の班に入らなければいけないので選ぶこともできません。
まな板の鯉みたいなものですね。
これは極端な例ですが、この一事を考えても、物事を考えないこと、アホになることが消防団で一番大事なことだと思います。
アホになる必要がある点は、社会と同じですね。
労働者は考えてはいけない。アホになるのが仕事。
アホになれる人ほど消防団活動は楽しく快適に過ごせると思います。
お酒やタバコが好きな人、ギャンブルが好きな人なんかも消防団に適性があります。
軽い話が好まれ、難しい話や込み入った話は嫌われる。
基本的に体育会系ですから、知識系が評価されることは少なく、評価されるのは体力系ばかり。
学生時代勉強が嫌いだけど体育大会ではバリバリがんばっちゃうような人にとっては活躍の場は多いです。
一方、勉強が好きで勉強で評価されてきた人には活躍の場が少なく、自分の持ち味もほとんど生かせないような気がします。
消防団は集団ですから、その場の風によって好む好まざるに関わらず集団としての行動が決められます。
集団の決定にはさからえません。
その決定はたいてい体育会系の人の好みに沿っています。
彼らと違う嗜好を持った人たちは、いつもつまらないことを長々させられ耐えて過ごさなければいけないのも現実です。
いろいろ掲げてみましたが、これだけ書けば自分が消防団に適性があるのかないのかだいたい見えてくると思います。
消防団活動を終えて、適性がある人は消防団楽しかったという印象を持つかもしれません。
でも、適性がない人はほっとしたというのが正直な気持ちとなるでしょう。
消防団に適性がある人は田舎暮らしにも適性がある人です。
田舎とはそんなところですから。
ざっと思いつくままに適性のある人ない人を書いてみました。
個人の努力と言いますが、生まれも育ちも違う人、やっぱり適性ってものがあると思います。
人間の性質もある程度は天成のもの。どうしようもない面が多いです。
何が正しい何が正しくないっていう話じゃありません。ただあっているかあっていないか?
道徳の問題でも倫理の問題でもありません。この辺りよく勘違いしている人が多いのですがね。
ではどんな人が消防団員としての適性があり、どんな人が適性がないのか?
田舎暮らしを考えた時、消防団入団は必須条件です。
もし間に合うようでしたら、田舎暮らしを考える前に消防団に適性があるかないか一度考えてみるといいと思います。
簡単に言えば、体育会系の人はまず間違いなく消防団という組織が気に入ると思います。
一方、文化系の人やオタク系の人、よく物事を考える人は、たいてい消防団が嫌いになります。
消防団、その暗いイメージとは違い、お酒の強要とか、イジメとかは、意外と少ないように感じます。
でも、タテ社会で身分の違いがあり、上意下達方式の独裁体制であり、個人の意見や自由意志などは二の次、ちょっと前近代的な組織でもあります。
なにしろ考えちゃいけない。
何も考えずただ言われたことを言われたとおりに行うことが求められるところです。
言われたことを何も考えずに一生懸命やれば人から好かれるでしょう。
それには常識的な活動だけではなく、どう考えてもアホらしい風習や伝統なども含みます。
私の班には幸い悪習はありませんでしたが、隣の班にはひどい悪習があり、びっくりしたことがあります。
どんな悪習かというと、新入団員と班長が初顔合わせの杯を交わすのですが、この杯というのが鍋であり、この内容物は、宴会場を回り一人一人一つづつ食べ物のかけらをいれたものです。
ビール、醤油、パセリ、豆、などなど。
見ているだけで吐き気がします。
この一緒くたにした吐き気を催す鍋を班長と新入団員がお互い交換しながら最後まで飲むのです。
飲み終わると便所に駆け込み、皆ゲロゲロ吐いていました。
特に班長は大変。4人新入団員がいれば4回もしなければいけない。
お腹がぽんぽんに膨らみ、今にもはちきれそう。
顔はアルコールで真っ赤っか。
終わると便所に飛び込み長いこと出てきませんでした。
幸い私は客としてその場にいただけで参加せずにすみましたが、今思い出しても寒気がします。
この班も普段は普通の班なのですが、この儀式だけは異常でしたね。
さすがに裏ではさんざん反対の声もあり、毎年やめようやめようと言っているようですが、変な伝統ができてしまってなかなか改まらないようです。
体を壊すほどのことではありませんが、でも狂気の沙汰です。
こういった奇習を楽しめる変わった感覚を持った人もいるらしく、そういった人には消防団の悪癖もおもしろいかもしれませんが、良識を持った人ではこれを見ただけで辞めたくなるでしょう。とても楽しいどころの話ではありません。
私の班にはこんな悪習はありませんでした。
こればかりは入った班によるとしか言えません。
事前にその情報を入手することは難しく、また住んでいる地区の班に入らなければいけないので選ぶこともできません。
まな板の鯉みたいなものですね。
これは極端な例ですが、この一事を考えても、物事を考えないこと、アホになることが消防団で一番大事なことだと思います。
アホになる必要がある点は、社会と同じですね。
労働者は考えてはいけない。アホになるのが仕事。
アホになれる人ほど消防団活動は楽しく快適に過ごせると思います。
お酒やタバコが好きな人、ギャンブルが好きな人なんかも消防団に適性があります。
軽い話が好まれ、難しい話や込み入った話は嫌われる。
基本的に体育会系ですから、知識系が評価されることは少なく、評価されるのは体力系ばかり。
学生時代勉強が嫌いだけど体育大会ではバリバリがんばっちゃうような人にとっては活躍の場は多いです。
一方、勉強が好きで勉強で評価されてきた人には活躍の場が少なく、自分の持ち味もほとんど生かせないような気がします。
消防団は集団ですから、その場の風によって好む好まざるに関わらず集団としての行動が決められます。
集団の決定にはさからえません。
その決定はたいてい体育会系の人の好みに沿っています。
彼らと違う嗜好を持った人たちは、いつもつまらないことを長々させられ耐えて過ごさなければいけないのも現実です。
いろいろ掲げてみましたが、これだけ書けば自分が消防団に適性があるのかないのかだいたい見えてくると思います。
消防団活動を終えて、適性がある人は消防団楽しかったという印象を持つかもしれません。
でも、適性がない人はほっとしたというのが正直な気持ちとなるでしょう。
消防団に適性がある人は田舎暮らしにも適性がある人です。
田舎とはそんなところですから。
ざっと思いつくままに適性のある人ない人を書いてみました。
Posted by 三河ネコ at 18:00│Comments(0)
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